【kinoko-wiki調査レポート】回復と重傷

攻略

現在の環境で、越域駐騎場や菌族乱闘などで耐久剣が猛威を振るっています。この記事では、その耐久剣の耐久力を支える「回復」ステータスと、対策の「重傷」を深堀ります。

回復とは

回復とは、戦闘中に毎秒最大体力×回復分、体力が回復するというものです。なお、PvPでは効果が0.3倍になります。

プレイヤーレベルが育っていくとともに装備の体力が大きく伸び、PvPのダメージ減衰も大きくなっていくことで戦闘時間は長くなっていくと考えられます。それに伴い、時間経過で効果を発揮する回復はその価値がより高まっていきます。

この回復への直接的な対策として、『重傷』があります。

重傷とは

重傷は、相手の回復・治癒による回復量を減少させる効果があるものです。重傷には2種類あります。

  1. 状態異常:加減を知れやペットの受動ステータス「急所直撃」によって相手に付与される
  2. 背飾り能力の重傷

なお、重傷は、回復全般ではなく、ステータスの回復と治癒量にしか効果がないことに注意が必要です。大地回復など、他の回復手段には効果はありません。

では、実際に重傷はどれほどの効果があるのか検証を行います。

重傷の効果検証(PvP)

検証方法

PvPで相手(体力36545.5M 治癒量0.23%)に重傷なしと重傷Lv1(回復性能と治癒量-0.5%)で挑んだ際の回復量を比較します。

戦闘中、体力が回復する時は緑色の数字で回復量が表示されますが、ステータスの回復による回復は例外で表示されないため、PvPにおいて重傷の効果を確認するには治癒の数字を見ます。

結果

重傷なしで挑んだ場合の相手の治癒の数字は「25216.4K」、背飾り能力の重傷Lv1で挑んだ場合の相手の治癒の数字は「24120.1K」でした。

結果の検証

重傷なしの場合、相手の治癒の数字は「25216.4K」でした。この数字は、以下で計算できる治癒量と一致しています。

回復量 = 最大体力 × 最終回復/100 × PvP補正0.3
= 36545.5M × 0.0023 × 0.3
= 25216.395K

重傷Lv1の場合、相手の治癒の数字は「24120.1K」でした。しかし、これは治癒量-0.5%の割に値が減りすぎています。治癒量を逆算してみると、元の治癒量0.23%から0.22%に減っていました。

治癒の数字 = 最大体力 × 最終回復/100 × PvP補正0.3
最終回復 = (治癒の数字 / 0.3 ) / 最大体力 × 100
= (24120.1K / 0.3) / 36545.5M × 100
≒ 0.22%

0.23%に対して-0.5%すると、0.22885%となるため、治癒量(%)は小数点第三位で切り捨てられているという仮説が立てられます。

0.23 × 0.995 = 0.22885

この仮説を検証するために重傷のレベルを変えて治癒の回復量を見ていくと、治癒量を小数第三位を切り捨てて計算した値と完全に一致しました。

重傷合計Lv重傷適用治癒量治癒実数値
00.23%25216.4K
1-80.22%24120.0K
9-170.21%23023.7K
18-260.20%21927.3K
27-340.19%20830.9K
35-400.18%19734.6K
0 + 急所直撃0.11%12060.0K
40 + 急所直撃0.06%6578.2K

以上により、治癒量は小数第三位を切り捨てで計算されている可能性が高いことが分かります。

重傷の効果検証(雪国編)

検証方法

治癒に対する効果は確認できましたが、実戦で問題となるのは回復の方です。治癒は付魔すべてを治癒量に特化させたとしても、装備で簡単に盛れる回復に及ばないからです。そこで回復の検証のため、回復量を測る方法を探します。

いたぁ!

ということで体力が見える彼に協力してもらい、回復量の変化を見ます。

  • 最大体力: 14857964.0M
  • 回復: 2.25%

①重傷なし

重傷なしで戦った際の、雪国の領主の回復量を求めます。

回復後体力 – 回復前体力 + その間の被ダメージ
= 3055795.1M – 3003537.8M + 48034.0M
= 100291.3M

やけに回復量が小さいですね。最大体力に対する回復量の割合を求めます。

回復 = 回復量 / 最大体力 × 100
= 100291.3M / 14857964.0M × 100
≒ 0.675(%)

元の回復2.25%と比べると…

0.675 / 2.25 = 0.3

PvP補正がかかってる…。そっか、こいつにしてみればvPだもんね。

②重傷Lv1(回復性能と治癒量-0.5%)

重傷Lv1で戦った際の、雪国の領主の回復量を求めます。

回復後体力 – 回復前体力 + その間の被ダメージ
= 3581689.7M – 3530323.9M + 48034.0M
= 99399.8M

PvP補正を外した回復割合を求めます。

回復 = 回復量 / 最大体力 × 100
= (99399.8M / 0.3) / 14857964.0M × 100
≒ 2.23(%)

重傷Lv1の場合、雪の領主の回復は以下の計算をした結果、2.23875%でした。

最終回復 = 回復 × (1 – 重傷効果/100)
= 2.25 × 0.995
= 2.23875 (%)

以上により、回復も重傷の計算後小数第三位を切り捨てていることが分かります。

まとめ

回復にも重傷はちゃんと有効であるということが可視化して確認ができました。重傷が必要になる相手は回復が最低でも5%はある相手ですので、対治癒のように減少分が切り捨てられて重傷のレベルを上げても回復量に変化がないということはありません。効果が実感しづらい能力ですが、耐久対策として重要なパーツですのでしっかり活用していきましょう。

おまけ: 回復量計算

最終回復 = 回復 × (1 – 重傷効果/100)
(小数第三位を切り捨て)

回復量 = 最大体力 × 最終回復/100 × PvP補正0.3※
※相手がプレイヤーの場合

執筆: S687 けもけも

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