皆さんキノコ伝説がリリースされてから1年が経とうとしています。この約1年の中で、皆さんはステータス「防御」の価値はきちんと把握されているでしょうか。
この記事では、相手の攻撃からより耐えるためにどんなバランスで強化するコスパがよいかを比較し、具体的なステータスの伸ばし方を紹介します。
防御・体力と受けるダメージの関係
基礎ステータスを上げて相手からのダメージに耐えるには、「防御を上げて受けるダメージを軽減する」か「体力を上げて受けられるダメージを増やす」の2つの方法があります。
「防御」でどれくらいダメージを軽減できるか
キノコ伝説において、相手から受けるダメージは以下の式で計算できます。
(相手の攻撃-自分の防御)
×(◯◯係数×(1-〇〇係数軽減))
×(会心ダメージ/会心抵抗)
×(1-ダメージ軽減)
物によって細かな部分は変わりますが、簡単に言うと、防御が高ければ高いほど、〇〇ダメージ軽減や会心抵抗、ダメージ軽減の効果が上がります。
「体力」でどれくらい受けるダメージが増えるか
参考までに、キノコ伝説において、体力は以下の式で計算できます。回復を考慮しない場合、最終体力が、倒れるまでに受けられるダメージの総量です。
最終体力=基礎体力×体力加算×体力乗算
強化効率の良さを比較する

ここから始まる計算部分は、複雑です。次に私が話す結論部分まで読み飛ばしても問題ありません。
目的
体力と防御それぞれの加算・乗算ついて、同じだけステータスを強化した場合、どちらがより耐久性が高まっているのかを比べる。
研究・覚醒・武魂では、レベルを上げるごとに伸びるステータスは、攻撃・体力・防御すべて同じです。(例:研究の場合、◯◯加算+1500%。覚醒の場合、◯◯乗算+0.96%)
レベルが上がるにつれて、必要な強化アイテムの数がどんどん増えます。
比較条件
戦闘力約100Mのプレイヤーの体力・防御値で計算しています。
- 自身の体力の基礎値 10810.6k
- 自身の防御の基礎値 30.209k
- 自身の体力・防御乗算 300%
- 自身の体力・防御加算 800k%
比較方法
- 相手の攻撃力が自身の防御力の3倍と仮定して、体力乗算(加算)、防御乗算(加算)に片方ずつ20%加算する
- 1を実施した結果、以下の計算式で、相手からの最終攻撃に耐えれる回数がどれくらい増えるかを計算する
- 体力強化時に増えた耐久回数={増加後体力 / (攻撃-防御)}-{体力 / (攻撃 – 防御)}
- 防御強化時に増えた耐久回数={体力 / (攻撃-増加後防御)}-{体力 / (攻撃 – 防御)}
- 2で計算した結果から、体力・防御を同じだけステータスを強化した時の効率を比較し、1レベル上げるために必要な強化アイテムの消費量効率比を求める
- 強化アイテムの消費量効率=体力強化時に増えた耐久回数:防御強化時に増えた耐久回数
- 1〜3を、相手の攻撃が自身の防御の4倍のとき、5倍のときについて繰り返す
比較結果
相手の攻撃が自身の防御の3倍のとき、
- 増加前体力=345939200k
- 増加前防御=966688k
- 増加後体力=363236160k
- 増加後防御=1015022.4k
- 体力強化時に増えた耐久回数=35回
- 防御強化時に増えた耐久回数=19回
となった結果、
- 強化アイテムの消費量効率=35:19= 1.84:1=約2:1
つまり、相手の攻撃が自身の防御の3倍のとき、体力の強化アイテム消費量が防御の2倍未満のときは体力を、2倍以上のときは防御を強化すると良い。
同様に、相手の攻撃が自身の防御の4倍、5倍のときを計算した結果を含め、表でまとめました
相手の攻撃:自身の防御 | 体力:防御 |
---|---|
3倍 | 2:1 |
4倍 | 3:1 |
5倍 | 4:1 |
ここまでを踏まえて、体力と防御を効率良く育成する比率は以下だと考えられる
相手の攻撃が自身の防御のn倍の時、強化アイテムの消費量効率= (n-1):1
結論
- 体力か防御だと体力を優先して伸ばしたほうが良い
- 相手の攻撃が自身の防御のn倍の時、強化アイテムの消費量効率= (n-1):1
耐久性を効率よく育成する方法

計算を読み飛ばした方は、ここから読んでください!
効率の良さを判断する基準
体力と防御を伸ばすとどれくらいダメージに耐えられるようになるのか比較した結果、最も効率が良い強化バランスは以下ということが分かりました。
相手の攻撃力が自分の防御力のn倍だった場合、体力の強化アイテム消費量が、防御の(n-1)倍未満のときは体力を、(n-1)倍以上のときは防御を強化する
具体例
研究・武魂・覚醒はLvを1上げた時に伸びるステータスが攻撃・体力・防御で同じです。
同じくらいの戦闘力のプレイヤーの攻撃力と防御力の比率を以下と仮定しています。
・弓/斧の場合、攻撃は防御の4倍
・魔/鞭の場合、攻撃は防御の6倍
※彫像で攻撃乗算を使っている職業は攻撃が高いため
もし、相手として弓・斧を想定する場合は「消費量3倍」が体力と防御の効率が良い境界線です。
- 研究:体力に鉱石300,000以上消費し、防御が100,000以下の消費であれば防御を上げる
- 武魂:精髄消費量が体力で12,000消費し、防御が4,000以下の消費であれば防御を上げる
- 覚醒:体力で覚醒の書の消費量が60で防御が20以下の消費であれば防御を上げる
もし、相手として魔・鞭を想定する場合は「消費量5倍」が体力と防御の効率が良い境界線です。
- 研究:体力に鉱石500,000以上消費し、防御が100,000以下の消費であれば防御を上げる
- 武魂:精髄消費量が体力で20,000消費し、防御が4,000以下の消費であれば防御を上げる
- 覚醒:体力で覚醒の書の消費量が100で防御が20以下の消費であれば防御を上げる
まとめ
比較した結果、研究・武魂・覚醒で同じだけ強化するのであれば、防御より体力を上げるほうが効率が良いことが分かりました。現在の戦闘力に応じて攻撃力と防御力の割合が変わってくるため一概には言えませんが、自身の周りの環境に応じて育成していくのが良いかと思います。
体力だけで防御をまったく上げないのもダメですが、今回判明したコスパのいい境界線を意識しながら育成し、1周年をそろそろ迎えるキノコ伝説を楽しんでいきましょう。
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